2024年、私が沼った作品
2024年、私が沼った作品
アラフォーに!?大人になってしまったからだろうか。かつてのように、テレビドラマや映画をすべてチェックしなくなった。かといってNetflixにかじりついているわけでもない。いろいろな物語がデジャブで一巡してしまったからなのだろうか。10代、20代のときと比べて映画ドラマを見る本数が圧倒的に減ったように思う。と言いながらも、この1年間何も見ていなかったかというわけでもない。もう気づけば年の瀬。私が面白かったな。見るのが止まらなくなって気になって最後までノンストップで見てしまったMY BEST3作品の感想を書き残したいと思う。
BOYFRIENDボーイフレンド/Netflix
STORY
「ボーイフレンド」は、海の近くにたたずむビーチハウス「Green Room」で共同生活を送る9人のBoysのひと夏を追ったNetflixの恋愛リアリティシリーズ。男性が恋愛対象で、同じ時を過ごす。誰かを好きになって告白することだけがゴールではなく、友情を育んだり、1カ月間を過ごしたりする過程で、彼らの葛藤や成長、恋愛模様などが映し出される。
日本初。ゲイのリアリテイショー。以前に、韓国ではあったみたいだけれども。リアリティショー恋愛はすごくたくさんみんな見たことある。見飽きた?日本も韓国も米国も。とまあ、満を持してゲイだけを集めた恋愛リアリティーショー。そして、みんな割とイケメンをかき集めることができた。ヒットするべくしてヒットしたと思います。この作品のよかったところはもちろん、最終的にカップルが成立した、しないもあるのですが、最後の終わり方が素敵。ボーイフレンドってこともあって。カップルが成立しなくても友達同士、友情も素敵な絆。ボーイフレンド=彼氏だけじゃない。男友達っていう解釈もあると、とても美しく綺麗に爽やかにゲイの世界が描かれています。
私が一番ドキドキしているのは、この番組を通じてカップリングが成立したSHUNとDAI。その後、予想外の人気を受けて、いろんな雑誌、テレビ、メディアに出まくっています。こうなっちゃうとなんかあれだよね。なんか男女の普通のリアリティショーもそうなんだけれども。いつか別れたとしても、なんか言えなくなっちゃうというか…なんかビジネスカップルみたいな状態が続いちゃうんじゃないかなって観点から心配してしまう私がいました。 (お前、誰だよwって突っ込みが、来ていると思いますが)
出演者の年齢をみて(ひとりタメがいてびっくりなYUSAKUさん)なんか年代って言うのかな?若者組と大人組(おじさん)に真っ二つに分かれているような。あと、コーヒートラックに乗って、2人で小さなコーヒーショップカフェをあの営むみたいなこのほのぼのした演出はなんか日本らしいっていうか。ほっこりしました。アメリカのリアリティショーなんか結構まあその性に開放的みたいなとこ描くと思うんですけど、そうじゃなくて、なんかこうピュアで日本っぽい仕掛け演出だなと感心しました。 2024年の忘れられない作品のひとつです。
番組の世界的なヒットとともに、出演者のインスタフォロワー数が軒並みスゴいことになってしまったのを放送直後から見ている身として思い知る。素人の一般人が大スターになるってこういう感じなんだねアイドルのオーディション番組を見てるみたいだった。特にSHUNとKAZUTOのインスタで伸び率エグい…
地面師たち/Netflix
STORY
再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海(綾野剛)はハリソン山中(豊川悦司)と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下(北村一輝)、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子(小池栄子)、「法律屋」の後藤(ピエール瀧)らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査……果たして100億円詐欺は成功するのか?
Netflixで2024年7月から配信されたドラマ「地面師たち」(綾野剛、豊川悦司ダブル主演)悪の親玉ドンの豊川悦司。暗い影がある綾野剛。関西弁のコワモテピエール瀧。峰不二子みたいないいキャラな小池栄子。情報屋の北村一輝。(だいたい情報屋は最後揉めたり裏切られる気がする…)ひと癖もふた癖もある。キャラクター。もともとタレントそのものにもキャラがあるのに、なんと味の効いた。癖のある人たちが勢揃いしたんだろうという印象でした。全員悪者なのに、みていると引き込まれるように感情移入がすごい。なんかみんな悪い人たちなのに頑張れってなっちゃった。そして。ドキドキする音楽の入り方が絶妙に最高。石野卓球(電気グルーヴ)さすがです。お見事あっぱれ!1週間1話で見れたらと思っていたのですが2日で見終えてしまいました。完全に大人向けのドラマですが暴力、死ぬシーンとかセックスシーン(直接的な描写はありませんが)があるので。ヤる必要、死ぬ必要ないひとがたくさんいるような。過剰に描きすぎ!?もしまだのひとはぜひ見てみてください。いまからでも。
懐かしの!?地面師たちの名言(迷言)集
「ターゲットは大きければ大きいほど狙いやすい」
「およそ物の価値なんてものはその時々で変わるものです」
「彼らのほとんどは、本当の味なんてわからないでしょう。
では、彼らは一体何を買っているんでしょうね」
「人類の歴史は早い話、土地の奪い合いの歴史です」
「最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最も
フェティッシュなやり方でいかせていただきます」
「目的まであと一歩と言う時に足を引っ張るのは、敵ではなく必ず味方です」
「何かを得るには何かを失うのが常ですから」
あー、なんだか地上波テレビで見なくなった(正確には、不祥事や疑惑などで見れなくなってしまった)俳優がこぞってNetflixで見れるようになるこの現象はなんだろう?Netflixの懐の深さを実感するとともに、お金の羽振りの良さなど作品に沼ると同時にNetfix自体にも好奇心が向きました 笑
夫の家庭を壊すまで/テレビ東京
STORY
ドラマ「夫の家庭を壊すまで」は、松本まりか主演のサレ妻による復讐劇を描いた作品です。主人公の如月みのりは、初恋の相手で純愛だと信じていた夫・如月勇大(竹財輝之助)に15年も裏切られていました。離婚だけでは終わらないと判断し、自分が罰を与えることを決意します。
主な登場人物とあらすじは次のとおりです。
如月みのり(松本まりか):主人公のサレ妻
如月勇大(竹財輝之助):みのりの夫
三宅理子(野波麻帆):みのりの不倫相手
三宅渉(野村康太):三宅理子の息子で、みのりが利用しようとした高校生
田口琥太郎(忍成修吾):みのりに近づくシングルファーザー
如月裕美(麻生祐未):勇大の母親
#松本まりかチャレンジ というのをご存じだろうか? 正直な話、私はこのドラマを知っていたわけでも、原作の漫画を読んだわけでもない。たまたまSNSでバズっていた動画があり、#松本まりかチャレンジと書かれていた。どうやらドラマでのワンシーンを再現して、みんながこぞって真似していて社会現象になっているようだ。モノマネから本家動画にたどり着き、ところで何のドラマだろう、面白いのかな?UNEXTに加入して1話を見てしまったら、なんと止まらなくなってしまい、12話まで一気に見てしまったドラマでした。放送が夏のドラマだったので、秋のいまに気がつくというワンテンポ遅くなりましたが話題に乗れましたとさ。
今までなんというのかな。人生をふりかえると、いろんな恋愛ドラマを見てきたんだけれども、ちょっと刺激がなくなってしまったというか。このドラマのテーマは「復讐」怖いぐらいの一貫したテーマ。だって人間だものみたいな感じで感情が揺れに揺れ動く。もともとは主人公の旦那さんが不倫してて、もうひとつの秘密の家族があったところが始まるのだが、だんだんいろんなものが絡み合ってドロドロになって人間模様が描かれる。ああ、This is 人間っ The 人間ていうのを久しぶりに痛感させられるドラマでした。全員にオススメしたいというわけではないけれども、やっぱり若すぎるというよりかは、30代以降の人が見ると心にぶっ刺さるものがあるのかなと思います。松本まりかさんという存在を私は、このドラマではじめて知りました。今回の演技の怪演と呼ばれてますが、非常に素晴らしい演技。そして主人公の不倫相手の息子役 野村康太が俳優沢村一樹の実息子だと初めて知りました。フレッシュな正統派イケメン。