一度読んだら絶対に忘れない日本史/世界史の教科書
こんな人におすすめ
歴史が苦手な人:
難しい年号や用語に悩まされず、スイスイと楽しみながら学べる。
暗記が苦手な人:
視覚的な要素やストーリーテリングで記憶に残りやすい。
学びなおし:
シンプルな言葉で説明されているため、復習に最適。
現役高校生:
学校の教科書とは違う視点の切り取り方でわかりやすく効率的に学べる。
社会人のリスキリングの一環として歴史を学ぶことを強くおすすめします。日本史も世界史も。
ここがすごい!他の歴史の本との違い
その①年号がない
目から鱗とはこのこと。歴史なのに年号や難しい用語を極力使わず、シンプルな言葉で説明。初心者でも理解しやすい。だからわかりやすい。年号があるとどうしても覚えなきゃ!と脳内が勉強モードになってしまう自分がいます。
その②話がそれない
学校教育で使われている教科書を否定するわけではないのですが、経済やら政治やら脇道にそれるというか、あれもこれも詰め込んだ結果、何を伝えたいのか訳がわからなくなっているように思います。義務教育の性質上、また大学受験の観点から仕方ないと思いますが。この本は一貫した物語として迷子にならずに済みます。
その③人が主語。
とにかく人がすべて。誰がどういう意図で、想いで、歴史を突き動かしてきたか。話がひとつの壮大な読み物として進んでいく。この本は、歴史の出来事を物語のように語るスタイルで書かれており、読者が興味を持ちやすく、記憶に残りやすいです。
今まで中学、高校の歴史の教科書から始まり、社会人になってからも、いろいろな歴史の本を読みました。しかし読み終わった後、頭に残る。記憶として保存される=教養として残ったの唯一の本でした。
歴史を学びなおす意義
歴史を学び直すことには多くの意義があると信じています。まず、歴史を学ぶことで、過去の出来事や人物の行動から多くの教訓を得ることができる。これにより、現代の問題に対する洞察力が深まり、より良い選択をするための指針となります。また、歴史を知ることで、自分のルーツや文化の背景を理解し、アイデンティティを強化することができます。さらに、歴史は単なる過去の記録ではなく、未来を予測するための重要なツールでもあります。過去のパターンや傾向を学ぶことで、未来の出来事を予測し、準備することが可能。歴史を学ぶことは、異なる文化や価値観を理解することにも繋がり国際的な視野が広がり、グローバルな問題に対する理解を深めることもできるのです。
歴史を知ることはいいことづくめなんです
人類の歴史はエゴと戦争の無限ループ
世界史と日本史 を今回のこの本で学びなおして改めて感じること。歴史って結局これの繰り返し。これしかなくないという私の5つの視点。 権力者になりたい。領土を拡大したい。富を稼ぎたい。権力を誇示したい。歴史に名前を残したい。権力者、王様になりたいから、争う、権力者になれたから守りために争う。もっと自分の土地を増やしたいと思って、戦争しまくる。もっとお金を稼ぎたいと思って、外の世界に貿易にいく。事業をはじめる。豊かになる。権力をアピりながら歴史に名前を刻みたいと思いいろんな遺跡だとか 宮殿だとか作らせる(ピラミッドとかタージマハルとかヴェルサイユ宮殿とかとか) 人類の歴史、それを突き詰めていくと、やっぱりこの5つに辿り着く。そしてこれは未来永劫、人が存在する限り きっと続いていく。これが人間らしさでもある。
でも、やっぱり戦争は反対です。いまもON GOINGで起きてますが…。
歴史を知ると海外はもっと面白くなる
以前とある歴史が大嫌い(というか勉強全般が苦手 笑)な同級生の友達と海外旅行に行ったときに、ひとつ感じたことがあります。それは歴史を知らないと、楽しみ。醍醐味。感動が薄いものになってしまうということ。広い広場に行っても、海に行っても、ガイドブックにのっているところにいるというスタンプラリーをコンプリートするような感覚以上に歴史に思いを馳せることもない。ただ単純に綺麗とか写真撮っておわりとなりがちだ。歴史を知らないと、出来事に思いを馳せる。文化の差異を体感するなど、立体的に多角的に多様な視点から感じるという行為ができない。歴史を知るということは、国内外問わず、自分で足を運んだ末に目の前に広がるありとあらゆる景色(それが自然であれ、人工的、文化的なものであれ)もっと深みと味わい深さを与えてくれる。そう感じます。
最後に
人類の歴史、それはすなわち戦争の歴史で、何度、反省しても、どんなに国連のような組織が立ち上がろうと戦争は、それでもまだ続いていく。とても悲しいことに2024年10月26日の今日も世界のどこかで戦争が起きている。いち個人ではどうにもならないことだらけですが、自分自身、ひとりの単位でできることとして。歴史に学び明日をよりよく生きていきたいと切に願う。千駄ヶ谷の老舗Good Morning Cafeにて。